当院での治療について

当院の治療方針 (2009/06)

  • 痛みの生理学に基づいた治療を行う
  • 運動器の痛みとして筋筋膜性疼痛を重視
  • 筋力/耐久力の向上を目的として歩行を重視
  • 痛みは医療機関を受診する理由として最も頻度の高い症状の一つです。近年痛みについての研究が進んでいますが、蓄積された知識は必ずしも臨床に反映されているとは言い難い面があります。痛みは国際疼痛学会で次のように定義されています。

    痛みは不快な感覚性情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うもの、または伴っている可能性のあるものと、そのような損傷があるような言葉で表現されるものがある

    この定義の重要な点は、痛みは感覚か情動かという問題に対して、その両方が痛みであるとしたこと、および身体に傷害部位が検出できなくても、患者が訴える痛みを痛みとして受け止めるべきであると明文化したことにあります(熊澤孝朗 20080307) 近年腰痛に関しても、脊椎の障害という捉え方から生物心理社会的疼痛症候群へ、形態異常から機能異常へという考え方に変わってきています。(菊地臣一 20080515

    院長は運動器の痛みの診療にあたりながら、多くの痛みに関する文献を渉猟しました。そのなかで、痛みのgate control theory (Melzack & Wall), 痛みの多層モデル(Loeser),  痛み行動(Fordyce), fear-avoidance model等、痛みの生理学、心理学、メカニズム等について学びました。そのような痛みの知識をもとにした診断、治療を行うことを方針としています。

    痛みは持続期間により、急性痛と慢性痛に分けられます。急性痛は身体への危険信号を伝える役割があり、即座に止めることが重要です。慢性痛は原因となった傷は治っているのに痛みが治まらなかったり、あるいは検査でどこにも原因らしき病巣はないのに、長期にわたって痛みが続くという、急性痛のしくみでは説明できない痛みです。このような痛みは機能性の筋肉痛という視点で見ると、その痛みのメカニズム、心身相関が理解できることがあります。当院では運動器の急性痛および慢性痛の原因として筋筋膜性疼痛を重視し、それに対してtrigger pointブロック等を始めとした治療を行っています。




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    内山整形外科医院

    0257-22-2001
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