慢性の痛み(慢性疼痛)に対するカウンセリング

  • 慢性疼痛とは、急性疾患の通常の経過あるいは創傷の治癒に要する妥当な時間を超えて持続する痛みと定義されています。

  • 外来を受診される患者さんの中には、年単位の痛みでつらい思いをされている方がいます。

  • そのような慢性痛に対しては、一般に急性痛で行われている治療法は無効なこと多く、有効な治療法はリハビリと心理面接(認知行動療法)と言われています。

  •  慢性疼痛は一つの要因によるものでなく、多くの要因が複雑に絡み合っていることが多く、その要因の中には、どのように育ってきたか(生育歴)、生活社会環境(仕事、家庭、介護)、行動のくせ(過活動)等があり、長い経過で多くの要因のある患者さんに対し、保険診療の短い時間で対応するのは困難を極めます。
  • そこで、当院では、慢性の痛みに対する心理面接を行っています。

  • 自費診療になりますが、一回50分かけて、心理学専門の大学院生が、お話を伺い、心理面接の情報は医師と共有し、今後の治療の参考にしています。

  • 以下に心理面接により慢性疼痛が改善した例を示します。

  • 40代女性 主訴 腰痛、両肩痛

    • 20年以上前、交通事故で左膝外傷の既往あり

    • 2年3ヶ月前 B病院で左膝痛のため手術(骨切り術)を受けるが、退院後も、左膝痛が残存し、腰痛も発症

    • 3ヶ月前に腰痛が悪化、両膝、両肩、痛みが広がる

    • 人生を変える幸せの腰痛学校」の冊子に当院があったことで初診

    • 当院では

      • 首から肩甲部および腰部のトリガーポイントブロック注射、

      • 心理社会的因子の合併も疑われたので、

      • 心理面接の中で、さまざまなストレス因子(家庭、仕事など)や行動のくせを自覚するようになりストレスに対する考え方を変えたり、うまくかわしたりするようになり、行動も変容した。

    • 面接前と面接後では、PDAS 24→11, PCS 39→25, EQ-5D 0.419→0.661 といずれの質問紙でも改善し、仰臥位で眠れるようになり、初診から2ヶ月強経過しましたが、疼痛は軽快中です。

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内山整形外科医院

0257-22-2001
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